グラントマト株式会社の近況やお得な商品情報をお伝えしております。

2018年2月26日月曜日

キャベツの病気について②糸状菌(カビ)による病害

こんにちは、グラントマトです。
前回、キャベツの病気について説明しましたが、今回はキャベツの病気で糸状菌(カビ)による病害に関して説明します。
【黒斑病】、【黒すす病】

症状
黒斑病:外葉に淡緑褐色ないし褐色で、中心部に同心円状の黒褐色輪紋のあるやや大型(径2~10mm)の円形病斑を形成する。黒すす病:初め黒色輪紋が現れるが、後に全面が黒色になる。

発生の仕組み
病原:糸状菌(かび) アブラナ科作物を侵す2種のアルタナリア菌によって起こされる。黒斑病はアルタナリア ブラシカエにより、また黒すす病はアルタナリア ブラシシコラにより起こされる。
 病原菌は前作の被害葉上で生存し、条件がよくなると胞子を形成して、雨滴や風によって下葉に運ばれ、病斑を形成する。病斑上には再び胞子が形成されて次々に伝搬する。また種子上でも生存し種子伝染する。黒斑病は低温期(11月~4月)に発生し、黒すす病は高温・多湿期に発生が多い。

防ぎ方
種子伝染する。種子は消毒済み種子を利用する。セル苗では子葉への感染を認めたら、除去するか早めに薬剤散布し蔓延を防止する。育苗時は、潅水すると胞子が飛散して被害を大きくするので底面給水とする。
 黒すす病では、発病を認めたらポリオキシンAL水溶剤を潅注する。

【菌核病】

症状
結球期に外葉の基部や地面に接する部分で、淡褐色水浸状の病斑を形成する。病斑は次第に拡大してへこみ、あめ色に変わって軟化、腐敗し、葉はしおれる。腐敗は急速に結球葉の基部に進み、やがて結球部全体に進展して結球の一部ないし全体が軟腐する。しかし悪臭はしない。腐敗した葉を1~2枚はがすと、白色綿毛状の菌糸が密生し、その中にやがて黒色、ネズミのふん状、やや大型(径数mm)の菌核を形成する。

発生の仕組み
病原:糸状菌(かび) スクレロティニア スクレロティオラム
 本病原菌は非常に多くの種類の野菜を侵すが、キャベツは特に侵されやすい。いずれの宿主の上でも菌核を形成して、菌核は被害作物遺体とともに土壌に混入して、条件にもよるが複数年生存する。菌核からは春秋2回(適温15~16℃)、子のう盤と呼ばれる黄褐色の浅い杯状のキノコ(径3~4mm)を地表に生じ、その頂部に子のう胞子を形成する。子のう胞子は雨滴や風によって飛散し、植物体に到達する。子のう胞子は茎葉上で発芽し、感染して病斑を形成する。
 気温20℃前後、多湿条件で多発する。

防ぎ方
多発圃場での栽培は避ける。水田との輪作で菌核を死滅させ、被害軽減効果がある。薬剤防除では、被害発生前の予防散布が効果的。多発圃場における発病後散布では、十分な防除ができないことがある。発病初期に徹底防除する。 
 防除薬剤として、オルフィンフロアブル、カンタスドライフロアブル、セイビアーフロアブル20、ベルクート水和剤、ファンタジスタ顆粒水和剤、アフェットフロアブルなどを結球開始期より散布する。生物農薬として、菌核寄生菌を利用したミニタンWGが利用できる。

【白さび病】
症状
初め葉の裏面に白色でいびつな小斑点を生じる。後に表皮が破れて白色の粉状物(病原菌の胞子のう)が露出し飛散する。病斑部の葉の表面は退緑し、周辺が不明瞭な黄色の輪紋となる。春に抽苔した時に、茎や花柄、花弁などが異常に肥大して奇形化する。

発生の仕組み
病原:糸状菌(かび) アルブゴ マクロスポラ
 本病原菌は純寄生菌であり、キャベツのほか、ハクサイ・コマツナ・カブ・タイサイ・キョウナなどを侵す。ほかにダイコンのみを侵す系統、タカナ・カラシナ・洋種ナタネなどを侵す系統がある。
 本病は晩秋から早春にかけて多く発生する。病原菌は宿主組織内で菌糸および卵胞子として生存し、やがて形成される胞子のうが飛散して空気伝染により蔓延する。

防ぎ方
キャベツのほか、宿主になる作物は収穫が終わり次第、できるだけ早く残さを処理する。
 薬剤防除:キャベツの白さび病に対する登録防除薬剤はない。

【べと病】
症状
外葉の下葉から発生する。葉脈間に、淡黄褐色、不整形の病斑を生じる。病斑は小型のややへこんだ壊死斑が融合したもので、大きさは不揃いで、形も一見葉脈に限られた多角形であるが、ハクサイやキュウリのべと病斑ほど明瞭ではない。葉裏の病斑面には汚白色、霜状のかび(病原菌の菌糸)が生えている。多数の病斑ができると、葉は全体に白っぽくなり乾燥して巻く。発芽直後の幼苗に発生すると、子葉の裏側に汚白色のかびが生えて枯死することがある。

発生の仕組み
病原:糸状菌(かび) ペロノスポラ パラシティカ
 純寄生菌であり、周年アブラナ科植物に寄生している。ただし、アブラナ科野菜のべと病には、寄生性の違う数系統があり、ハクサイ菌はコマツナ・カブ・サントウサイ・タイサイを侵すがダイコンやキャベツ・ブロッコリー・カリフラワーにはあまり発生しない。
 キャベツやほかの宿主上で、菌糸や卵胞子の形で越冬した本病原菌は、発生適温になると胞子のうを形成し、以後は分生胞子による空気伝染で伝搬する。
 発生適温は20℃と比較的冷涼で、多湿な条件下で多発する。

防ぎ方
寡日照・低温多湿時に発生する。常発地では、発生時期をめどに薬剤を予防散布する。
 防除薬剤として、ライメイフロアブル、レーバスフロアブル、リドミルゴールドMZなどを散布する。

【萎黄病】

症状
高温期に発生する。温度条件さえよければ、幼病期から収穫期まで発生する。下位葉から葉色は黄変し、速やかに葉柄の付着部に離層ができて落葉する。黄化はしばしば葉の片側、株の片側に現れ、その部分の発育が悪くなる結果、ゆがんで奇形になる。発病株の根・茎・葉の維菅束は褐変し、かたくなる。病勢の進展は早く、生育途中に発病した株は枯死して欠株となる。生き残った株も球の品質は極度に劣化し、販売に耐えない。

発生のしくみ
病原:糸状菌(かび) フザリウム オキシスポルム f. sp. コングルティナンス
 本病にかかったキャベツの体内、特に維菅束には、病原菌が蔓延して厚膜胞子(不良環境に耐えて長期間生きられる器官)が多数形成される。厚膜胞子は被害作物の遺体とともに土壌中に混入し、数年から最大十数年間生き残る。この土壌にキャベツが植えられると、厚膜胞子から発芽管が伸びて、キャベツの根の先端や傷口から体内に進入し、導管内で増殖する。寄生を受けたキャベツは、病原菌による栄養の収奪と導管の閉塞、さらに病原菌の産生する毒素によって生育が著しく阻害され、枯死に至る。
 本病は典型的な土壌伝染性病害であり、一度土壌が本病病原菌の汚染を受けると、病原菌は容易に駆逐できず、高温期にキャベツを植えれば必ず発病する。したがって、病原菌を畑に入れないことが本病防除の第一歩である。本病病原菌の伝染の可能性は次の経路が考えられるので、これらを一つひとつ点検して、細心の注意を払って消去していくことが肝要である:種子、苗(感染苗と汚染床土)、育苗床土、育苗資材、運搬用・耕運用大小農機具、農具、履き物、堆厩肥、潅漑水など。また強風や大水による汚染土壌の移動により広範な伝搬が起こる。
 本病の発病適温は26~30℃と高温である。25℃以下では、温度が低くなるにしたがい発病までの所要日数が長くなるが、18℃以上では発病の可能性はある。

防ぎ方
多発圃場では連作を避ける。抵抗性品種(YR系統)の栽培が被害軽減に有効である。常発地では抵抗性品種を導入する。品種導入ができない場合には土壌消毒が有効である。
 土壌消毒には、クロルピクリンくん蒸剤(クロールピクリン、クロルピクリン錠剤)、バスアミド微粒剤が利用できる。

【バーティシリウム萎凋病

症状
生育が徐々に遅れる。外葉の葉縁が黄化し、ところどころ葉脈に沿って葉肉部が大きくV字形に黄化する。葉脈は黒褐色の網目状を呈し、萎凋してやがて落葉するが、落葉後は黒変して微細な病原菌の菌核が形成される。

発生の仕組み
病原:糸状菌(かび) バーティシリウム ダーリエ
 典型的土壌伝染病。本病原菌は多犯性で極めて多くの作物、雑草に寄生して導管病を起こす。発病した植物の遺体(残さ)上に形成された菌核の形で、土壌中で長期間(数年から十数年)生存する。キャベツの根が菌核の近くに伸びてくると、菌核は発芽して根に進入し、導管の中で増殖する。
 病原菌は比較的冷涼な気候を好み、発病適温は20~24℃である。土壌湿度はやや低い方を好み、湛水状態には弱い。
 本病原菌の伝染経路は、前作の収穫残さのすき込みや病原菌に汚染した(病原菌の菌核の混入した)堆肥の施用による本圃・苗床での土壌伝染、耕運用・運搬用大小農機具、履き物、資材、潅漑水、強風・豪雨などによる汚染土壌の移動、病原菌に汚染した種子・種苗を介しての伝染などが挙げられる。

防ぎ方
線虫(ネグサレセンチュウ)が本病の被害を助長する。線虫被害の多い圃場では、線虫の駆除をする。
 キャベツ品種には、感受性の異なるものがあり、彩ひかりなどかかりにくい品種を栽培すると被害軽減ができる。
 多発圃場では連作を避ける。また、水田との輪作は被害軽減効果がある。
 土壌消毒には、NCS、キルパー、バスアミド微粒剤、ディ・トラペックス油剤などが利用できる。

【根こぶ病】

症状
主根や支根にこぶを形成する。こぶは形成後日が浅い時には、表面は白色平滑でかたいが、日がたつにつれて表面は褐変して粗面になり、収穫期にはかなり腐敗する。幼苗期に感染すると主根に大型の根こぶを形成し、生育途中に感染すると、主として支根に小型のこぶが多数形成される。そのために水分や栄養の吸収が妨げられて、発育は遅れ葉色はあせ、茎葉が晴天の日中しおれるようになる。早くから激しく発病すると、生育中途で枯死に至り欠株を生じる。被害の程度に応じて、結球は小さくなり、食味も落ちる。

発生の仕組み
病原:糸状菌(かび) プラスモディオフォラ ブラシカエ
 典型的土壌伝染病である。本菌は生きた宿主植物の根で寄生生活を送る以外には増殖することのできない、いわゆる絶対寄生菌であり、根こぶの内部で無数に形成される休眠胞子により、土壌中で数年間、活動することなく生存することができる。
 宿主植物はアブラナ科(ハクサイ・キャベツ・カブ・菜類)に限られる。ダイコンは、品種にもよるがあまり発生しない。ほかのアブラナ科作物にはいずれも激しく発生し、すべて共通の宿主と考えなければならない。
 休眠胞子からは、適当な温度と水があると、宿主根の周囲で、鞭毛によって土壌の自由水中を自由に泳げる遊走子が形成されて、宿主根に到達し感染する。感染後は、宿主根の表皮細胞中で増殖、充満して、休眠胞子を形成する。その過程で、宿主根は異常発育して巨大なこぶを作る。
 根こぶ病の発生は、次のように、実にさまざまな環境要因の影響を受ける。
*土壌水分:根こぶ病菌は、遊走子によって地表あるいは土壌孔隙内の自由水中を遊泳、移動して宿主根に感染するため、土壌水分の多少と発生との間には密接な関係がある。畑地よりは水田(転換畑)で、また、乾燥する圃場よりは排水の悪い圃場でより多く発生するのはそのためである。一枚の圃場の中でも湿度の高い部分でより多く発生する。
*温度:9~30℃で発生するが、最適温度は20~24℃である。
*日長:長日条件下で発生するが、1カ月間の平均日長が11.5時間以下になると発生は激減する。根こぶ病は春から初秋の病気であるといえる。
*土壌反応:pH4.5~6.5の酸性土で発生し、pH6.5以上の中性からアルカリ性の土壌では発生が激減する。
*土質:湿性黒ボク土では多発する。
*土性:埴土・埴壌土で多発し、砂土では発生が少ない。排水の良否と関係があると思われる。
 休眠胞子の混入した土壌(汚染土壌)の移動と汚染した床土で育苗した苗は最大の伝染経路である。各種農作業に用いる大小農機具や作業者の履き物に付着した汚染土壌の移動により、圃場間・圃場内の汚染拡大が起きる。また雨水や風による汚染土壌の移動、収穫残さや収穫物の洗浄廃水、水田地帯では、潅漑水でも汚染は拡大する。

防ぎ方
多発圃場では連作を避ける。抵抗性品種が知られている。被害圃場では、抵抗性品種(CR系統)を導入する。圃場のpHを7.2以上にすると被害が軽減する。土壌酸度矯正効果の高い土壌改良資材の施用で、被害の軽減が可能である。
 多発圃場では、オラクル顆粒水和剤、フロンサイドSC、ネビジン顆粒水和剤を土壌全面に施し、混和後キャベツを定植する。セル成型苗では、ランマンフロアブルを育苗時処理して定植する。土壌消毒では、バスアミド微粒剤、キルパーなどが利用できる。生物防除資材としてフィールドキーパー水和剤がある。

【苗立枯病】
症状
播種した種子が、発芽後土壌中で腐敗(出芽前立枯れ)したり、いったん出芽した後、地下部が腐敗したり、地際部の胚軸が褐変し、くびれて枯れる(出芽後立枯れ)。被害を受けた部分には、褐色のクモの巣状の菌糸や白色綿毛状の菌糸が見えることがある。

発生の仕組み
病原:糸状菌(かび)
  (1)リゾクトニア ソラニ
  (2)ピシウム ウルティマム
 いずれの病原菌も高温性であり、高温期の育苗は常に本病の危険にさらされる。比較的乾燥状態では主に、(1)による苗立枯れが、また多湿状態では、(2)による苗立枯れが発生しやすい。(1)による苗立枯れは被害の拡大が比較的緩慢なため、発生初期に薬剤防除が可能である。(2)による苗立枯れは被害の拡大が非常に早く、特に露地育苗の場合、しばしば降雨中に発生し伝搬するので、薬剤防除は不可能である。

防ぎ方
セル成型苗では、潅水過多・底面排水不良が原因となって発生する。底面給液では、液中に病原菌が入ると全滅することがあるので注意が必要。育苗用土は新しい土を使用する。育苗にあたっては、資材・育苗施設などは入念に消毒し(温湯50~55℃で1時間程度、太陽熱消毒が可能)、圃場衛生に注意する。
 発病圃場では、バスアミド微粒剤(リゾクトニア菌)、クロピクテープ(リゾクトニア菌)、ソイリーン(リゾクトニア菌)などで土壌消毒する。ウイスペクト水和剤5(リゾクトニア菌)による種子消毒に効果がある。

【根朽病】
症状
生育全期間にわたって発生するが、幼苗期から生育前期に発生すると被害が大きい。苗では茎葉に黒色小斑点を生じ、水浸状になり速やかに軟化、枯死する。本圃に定植後では、地際部の茎に黒褐色小斑点を生じ、次第に拡大して灰緑色を呈し、細くくびれる。地下部の茎と根も侵されるので、日中葉が萎凋し、茎の細くなった部分から折れて倒伏・枯死する。葉・茎・葉柄では、初め紫褐色の小斑点を生じ、やがて拡大して円形、灰緑色の大型病斑を形成する。病斑は乾燥して潰瘍状を呈し、黒色小斑点を多数生じる。

発生の仕組み
病原:糸状菌(かび) フォーマ リンガム
 病原菌は被害茎葉とともに土壌中に入って越冬する。また、種子伝染、空気伝染もする。発生適温は高く25~30℃であり、夏秋作で発生が多い。

防ぎ方
被害茎葉は集めて焼却する。発生地にはアブラナ科作物を栽培しない。病原菌に汚染されていない健全種子を播種する。
 薬剤防除:アフェットフロアブル、ベンレート水和剤、ダコニール1000に登録がある。



キャベツの病気防除の農薬はグラントマト各店でもご購入いただけます。
▼店舗一覧はこちら▼
http://www.grantomato.jp/store/index.html

▼こちらのページからもキャベツに使用する農薬をご注文できます。▼
http://www.grantomato.co.jp/ecscripts/reqapp.dll?APPNAME=forward&PRGNAME=gr_item_list_main&ARGUMENTS=-A,-A,-N002

2018年2月19日月曜日

キャベツの病気について①

こんにちは、グラントマトです。
今回は、キャベツの病気の種類についてご説明していきます。

キャベツの病気は大きく分けて2種類あります。
1.細菌による病害、2.糸状菌(カビ)による病害の二つになります。

1.細菌による病害
【黒腐病】、【黒班細菌病】、【軟腐病】

2.糸状菌(カビ)による病害
【黒班病】、【黒すす病】、【白さび病】、【べと病】、【萎黄病】、【バーティシリウム萎凋病】、【根こぶ病】、【苗立枯病】、【根朽病】

今回は、細菌による病害【黒腐病】、【黒班細菌病】、【軟腐病】に関してご説明します。
各病気の特長
【黒腐病】

症状
幼苗期の子葉から結球期の外葉に至るまで、生育の全期間にわたり発生する。子葉では、先端部のへこみの部分が黒変し、急速に縮れて枯死する。成葉では、初め下葉の葉縁の水孔付近から黄化し、次いで葉脈から外側へ広がるV字形の黄褐色の病斑を形成して拡大する。病斑内の葉脈は暗紫色に変わる。病斑は古くなると枯死し、乾燥して破れる。発病が激しいと、根や茎の維管束にも黒変が見られる。

発生のしくみ
病原:細菌 ザントモナス・キャンペストリス pv.キャンペストリス
 本病原細菌はキャベツのほか、ほとんどすべてのアブラナ科作物に感染する。極めて乾燥に強く、被害作物残さとともに、土壌中で生存し、根の傷から感染したり、雨滴によってはね上がって茎葉の傷や水孔から感染する。感染後は道管を伝って体内各部に急速に伝搬する。また、本病原細菌は種子上で生存し、種子の発芽とともに急速に増殖して感染し、本圃での発病につながることも少なくない。 
 防除薬剤として、カスミンボルドー、キノンドー水和剤40、アグリマイシン-100のほか、定植時のオリゼメート粒剤などが利用できる。生物農薬として拮抗細菌が有効成分の、ベジキーパー水和剤も利用できる。


防ぎ方
多発圃場では、アブラナ科野菜の連作を避ける。キスジノミハムシ・ヨトウムシ・コオロギなど、食害性害虫の防除が重要。風雨の後に発生が増加するので、常発地では薬剤の予防散布が重要である。

【黒斑細菌病】


症状
葉・茎・花軸・花梗に発生する。初め黄褐色水浸状の小斑点、後に拡大・融合して、中央が淡褐色で周囲が黒褐色ないし灰褐色、不整形の病斑を形成する。病斑は表面性で、深く内部組織に及ぶことはまれである。葉の病斑面は脂状を呈する。病斑部は発育が阻害されるので奇形になったり、先端部の枯死を起こす。

発生のしくみ
病原:細菌 シュードモナス シリンゲ pv. マクリコラ
 アブラナ科作物全般に発生する。厳寒期と盛夏とを除き、栽培期間中には発生する。生育の衰えた葉に発生しやすく、生きのよい葉ではほとんど被害はない。雨の飛沫で伝搬するので降雨の頻繁な時に発生が多い。病原細菌は被害植物残さとともに土壌中で生存し、1年以上生存する。

防ぎ方
連作を避ける。種子消毒済みの種子を、無病の床土に播種して育苗する。
 薬剤防除として、カッパーシン水和剤、カセット水和剤、スターナ水和剤が利用できる。降雨の後などに黒腐病を対象に薬剤防除(黒腐病の項参照)をしていると被害は少ない。

【軟腐病】

症状
高温期に結球する作型で多く発生する。結球の地際部や頭部が褐変しべとべとに腐敗して、独特の悪臭を放つ。この症状は急速に株全体に広がって、短時日のうちに球は腐敗、消失する。結球前に発病すると欠株となる。台風や管理作業で葉に傷ができた後に、一斉に発病することもある。収穫後に流通過程で発病、隣接球に蔓延して大被害を与えることもある。

発生の仕組み
病原:細菌 ペクトバクテリウム カロトボラム
 土壌伝染性細菌病である。本病原細菌は雑草根圏に生息する土壌常在菌であるが、極めて広い範囲の作物や雑草を侵し、軟腐症状を起こす。
 本病原細菌は潅水や降雨にともなう土壌のはね上がりによってキャベツに移り、その生育にともなって葉面で増殖し、結球期以降にキャベツの感受性が増すと、傷口・水孔などから体内に侵入し、急速に増殖して組織を軟化、腐敗させる。
 土壌水分が多く、空気湿度も高い条件で発生しやすい。強風、軟腐病に効果のない農薬散布や除草などにより葉に傷が付くと発生しやすい。降雨は病原細菌の飛散を助ける。結球期に温暖・多雨の年は発生が多くなる。多肥栽培により植物体が軟弱に育つと発生しやすい。

防ぎ方
アブラナ科野菜の連作を避ける。キスジノミハムシ・ヨトウムシ・コオロギなど、食害性害虫を防除する。被害株を圃場に放置しない。風雨の後に発生が増加するので、常発地では薬剤の予防散布が重要である。
 防除薬剤として、スターナ水和剤、バリダシン液剤5、カスミンボルドー、カセット水和剤、ナレート水和剤などを散布する。



キャベツの病気防除の農薬はグラントマト各店でもご購入いただけます。
▼店舗一覧はこちら▼
http://www.grantomato.jp/store/index.html

▼キャベツの病気防除の農薬はこちらのページからもご注文できます。▼
http://www.grantomato.co.jp/ecscripts/reqapp.dll?APPNAME=forward&PRGNAME=gr_item_list_main&ARGUMENTS=-A,-A,-N002


2018年2月13日火曜日

当店おすすめの甘酒をご紹介いたします

地元郡山の醸造メーカー宝来屋の甘酒
濃縮タイプとストレートタイプ2品ご用意しております。

宝来屋 濃縮タイプ あまざけ 320g

明治以来伝承の手作り板こうじを使用した甘酒です。
風味豊かなほどよい甘さに仕上げております。



宝来屋 ストレートタイプ あまざけ 300g

国産米を使用した糀で仕込んだ砂糖不使用の甘酒を
飲みやすくストレートタイプに仕上げました。
飲み口はさらっとしてさっぱりした味わいになっております。






グラントマト各店でもご購入いただけます。
▼店舗一覧はこちら▼
http://www.grantomato.jp/store/index.html



2018年2月12日月曜日

にんじんの主な病気・害虫について

こんにちは、グラントマトです。
今回はにんじんに関わる病気と害虫についてまとめました。

にんじんの病気として、【うどんこ病】、【黒葉枯病】があります。
害虫としては【ネコブセンチュウ】、【アブラムシ】、【キアゲハの幼虫】です。
病気はこちらになります。
【うどんこ病】


うどんこ病は、葉の表面にうどん粉を振りかけたような白色のカビが現れる病気です。発病すると症状が次第に拡大し、ひどい場合は下葉から黄色くなり、茎が歪曲して枯れてしまうこともあります。
原因はカビの胞子による空気感染です。風通しが悪いと感染しやすくなるようです。
対処法
・予防
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおススメです。
・対処
症状が軽い場合は感染した葉だけちぎって様子を見ます。
枯れ葉についた胞子で広がる可能性もあるので、ちぎった葉は必ず破棄するようにしましょう。
症状が広がる場合は、葉が全部枯れる恐れがあるので薬剤を使用する必要があります。食品成分で病気を退治してくれる製品がおすすめです。

【黒葉枯病】

黒葉枯病は、葉に褐色や黒褐色の小斑点が生じる病気で、進行すると斑点同士がくっついて大きな病斑を形成します。また、発病した葉は上向きに巻きあがり、枯死する場合もあります。
対処法
・対処
この病気は多湿と乾燥を繰り返す時期に発生しやすく、夏まきしたときは特に気を付ける必要があります。肥料切れすると発病しやすくなるので、追肥を適切に行って防ぎましょう。
15℃以下または35℃以上では発生しません。
にんじんの害虫は主に【ネコブセンチュウ】、【アブラムシ】、【キアゲハの幼虫】になります。

【ネコブセンチュウ】

ネコブセンチュウは、細長い形をしたとても小さい害虫です。根部分に寄生し、寄生された根には小さなこぶが無数にできます。
・見つけ方
被害を受けている根は土の中に隠れていて直接見ることはできませんが、茎や葉に萎れや黄化が現れるなど、全体の発育も悪くなります。最終的には枯死する場合もあるので、注意したい害虫です。
対処法
・予防
ネコブセンチュウは、ほかの害虫のように発生状況を見ながら防除対策をとることが難しい害虫です。しかし熱に弱い性質を持っているので、プランターの土に太陽光をできるだけ当てるようにしましょう。
・コンパニオンプランツ
繁殖を抑えるため、コンパニオンプランツ(共栄植物)として、同じプランターでマリーゴールドを育てるのも効果的です。
【アブラムシ】

アブラムシは、植物や野菜に群生する昆虫で、体は小さく、1~4mmほどしかありません。しかし、群れになって植物を襲うので大きな被害を受けます。
アブラムシが植物につくと、植物は汁を吸われて成長が止まり、やがて枯死します。また、アブラムシの排泄物に菌が発生し、葉が黒くなることもあります。
さらに植物ウイルス病を媒介し、植物を全滅させるなどの被害をもたらすこともあるので、油断ができません。
・見つけ方
アブラムシは主に緑色や茶色をしているものが多いため、パッと見ただけでは見つけにくいです。ただ、近づいてよく見てみると大量についていることがあります。
特に新芽の部分を中心に発生するので、念入りにチェックしてください。
部屋で育てていても寄生することがあります。
対処法
・予防
防虫ネットをかける。
アブラムシは裾のちょっとした隙間をくぐり抜けて入り込むので、時々葉の裏をチェックするようにします。
特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおススメです。
・駆除
数が少ない場合は、ガムテープや専用の粘着棒を利用することをおススメします。
多く発生している場合は、薬剤を使用ください。
【キアゲハの幼虫】

暖かくなると美しい姿で空を舞うキアゲハですが、その幼虫はベランダ菜園では害虫です。一晩で葉が全滅するほどの被害を及ぼすこともあります。にんじんを春から植える場合、特にキアゲハに気を付ける必要があります。成長するに従い、食害する量が多くなるので、なるべく早めに対策しましょう。
対処法
・予防
防虫ネットをかける。
・駆除
数が少ない場合は、ガムテープや専用の粘着棒を利用したり、割り箸などでつまんで取り除きましょう。
多く発生している場合は、薬剤を使用ください。



グラントマト各店でにんじんに関わる農業資材、農薬をご購入いただけます。
▼店舗一覧はこちら▼
http://www.grantomato.jp/store/index.html

▼こちらのページからもにんじんに関わる農業資材、農薬をご注文できます。▼
http://www.grantomato.co.jp/

2018年2月9日金曜日

国産 防草シート 雑草対策に


国産で網が細かく耐久性抜群の防草シート。高い遮光性により、雑草繁茂を防ぎます。雑草の防止、ぬかるみ防止効果で作業環境を整えます。
【特徴】
●高い遮光性で防草効果抜群
●耐久性が良く、長持ち
●水を通すので、水溜りにならない。
●25cm間隔のライン付きで配列に便利
【用途】
●農園・ハウス内外の通路に
●空き地や防草に
●育苗ポットや鉢植えの下敷きに
●畦の防草に


グラントマト各店でもご購入いただけます。
▼店舗一覧はこちら▼
http://www.grantomato.jp/store/index.html

▼こちらのページからもご注文できます。▼
http://www.grantomato.co.jp/ecscripts/reqapp.dll?APPNAME=forward&PRGNAME=gr_item_list_main&ARGUMENTS=-A,-A,-N001,-N022,-N220


アプリ会員様限定!バレンタインセール開催します!

いつもグラントマトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
2月9日~2月15日までアプリ会員様限定の特別セール企画を開催いたします。

来週はいよいよバレンタインということで、アプリ会員様だけにチョコレートをお得な価格で販売させていただきます!
今年のバレンタインはぜひグラントマトでご準備を^^
対象商品は以下の3点です。

①ロッテガーナブラックチョコレート


通常税込98円のところ
本体売価70円(税込75円)


②ロッテガーナミルクチョコレート




通常税込98円のところ
本体売価70円(税込75円)

③ロッテクランキーチョコレート




通常税込98円のところ

本体売価70円(税込75円)

レジでお会計する前にグラントマト公式アプリをご提示ください!
期間中何度でもお使いいただけます。
もちろんその場でダウンロードしてもお使いいただけます!


▼店舗一覧はこちら▼
http://www.grantomato.jp/store/index.html


2018年2月7日水曜日

野菜の種まき、育苗について



立春が過ぎると本格的に春の予感がしてきます。
暖かくなると家庭菜園での野菜作りなどが楽しみになってきますね。
今回は野菜を作る入り口である種まき(播種)についてご説明いたします。

【種まきの種類】
種まきの方法については大きく分けて2種類あります。
種を畑やプランターの土にそのまま植えてしまうか、ポットなどである程度育ててから移植する育苗です。

①直まき(じかまき)
育てたい場所にそのまま種を蒔きます。
より多くの土と広さで伸び始めますので通常は育苗よりも生育が早いといわれています。
他の雑草から栄養を奪われたり野生動物に食べられることもありますので注意が必要です。

ダイコンなど移植を嫌う野菜や短期栽培をする野菜に向いています。


②育苗(ポット蒔き)
育苗用のポットに種を蒔いてある程度生育してから移植します。
室内での生育も可能ですので温度管理や保護がしやすく、芽が出やすいです。
また、冬場に夏野菜を育苗して暖かくなってから定植すると通常よりも長い期間収穫を楽しむことができます。
稲も育苗箱を使用して植えつけするのが主流です。

ただしポットは狭いので根を大きく伸ばす根野菜には向いていません。

おすすめ
・キュウリ・カボチャ・トマト
・スイカ・ウリ、ナス
・ピーマン・キャベツ・レタス
・ハクサイ・ブロッコリーなど


【直まき、植えつけの方法】
直まきをするとき品種によって蒔き方があります。
葉物野菜や根野菜の植え付けの参考にもなります。

①条蒔き(すじまき)
畑やプランターの辺と平行に播種を行う方法です。
最も基本的で一般的な蒔き方です。
株間が詰まってしまっても条間はスペースが確保されていますので風通しがよく日照も確保できるので生育へ与える影響が少なくなります。
畑では条間を谷にして土を盛り上げる畝(うね)を作って生育します。

おすすめ
・ニンジン
・ほうれん草、シュンギク、コマツナなど葉物野菜
・ネギやタマネギの育苗


②点蒔き(てんまき)
株を育てるポイントを事前に決めて置き点状に密集して種を蒔きます。
発芽後に一番生育の良い株を残し間引きます。
発芽率に合わせてまとめて蒔きますのでよりよい野菜を収穫できます。

間引き菜が発生しない小サイズの葉野菜には向きません。
また、種を蒔いた数よりも実際に収穫量が減ります。

おすすめ
・ダイコン、トウモロコシ
・ゴボウ、オクラ
・枝豆などのマメ科全部


③千鳥蒔き(ちどりまき)
条蒔きと点蒔きを組み合わせた蒔き方です。
千鳥足のように左右交互に種を点蒔きします。
株同士の葉がぶつかり合うのを避けながら限られた面積を最大限有効活用できます。
白菜やチンゲンサイなど大株にしたい野菜にはこの方法が最適です。


④ばらまき
プランター全体にぱらぱらと均一に種を蒔く方法です。
狭いプランターでも無駄なく栽培スペースを活用でき収穫量が増えますが、日照が少なくなりますのである程度大きくなる野菜には向いていません。

ベビーリーフのように小さく密集状態でも日照を確保できる野菜に最適です。




正しく種を蒔くことは風通しの確保や収量アップの重要なポイントです。
作りたい野菜に合わせて蒔いてあげましょう。




種はグラントマト各店でもご購入いただけます。
▼店舗一覧はこちら▼
http://www.grantomato.jp/store/index.html

2018年2月5日月曜日

トマトの害虫、病気について

今回はトマトに関する害虫、病気についてご紹介していきます。
トマトの主な病気は【うどんこ病】、【青枯病】、【褐色腐敗病】、【尻腐れ病】があります。また、主な害虫としては【アブラムシ】と【ハダニ】になります。各病気、害虫ともに対する症状と対処法をまとめました。

【うどんこ病】

葉に斑点ができ、白っぽいカビのようなものが生え、やがて枯れます。うどんこ病は気温が高く湿度が低い環境(4月~10月に多い)で、湿度が17~25℃くらいのときに発生しやすくなります。真夏・真冬は自然治癒してしまいます。
対処法
・予防
特定防除資材の酢が原料の製品を散布するのがおすすめです。
・対処
症状が軽い場合は感染した葉だけちぎって様子をみます。ちぎった葉は必ず廃棄することが重要です。


【青枯病】

青枯病は、根についた傷から菌が入って、株全体が青い葉のまま数日後に立ち枯れてしまう病気です。土から感染する土壌伝染病で、土中の水分が過剰になると発病しやすくなります。根が傷むとさらに発病しやすくなります。
対処法
・青枯病が一度前面的に蔓延すると治癒が難しく、株を処分するしかありません。発病した土は、土壌消毒で病菌を完全殺菌するか、5年以上の感覚をとるなどの対策が必要になり、土の再利用は難しいです。


【褐色腐敗病】

病気が進行するとヘタの部分が茶褐色になります。さらに進行すると実が褐色になり腐ってきて、やがて灰色のカビに覆われます。
対処法
・予防
水のやり過ぎは注意し、なるべく風通しを良くする。病原菌は害虫の食害跡や、窒素過多になり軟弱に育った植物組織などから進入するので、害虫防除、肥料の管理を適切に行えは予防できます。
・対処
感染した場合は、枯れた部分にも病原菌が残っているのでなるべく枯れた部分を除き、殺菌剤で消毒します。

【尻腐れ病】

尻腐れ病は果実のおしりの部分が黒くなって腐ってしまう症状のことです。これは株の病気ではなく、カルシウムが不足したときなどに発病するため、薬剤をかけても防げません。
対処法
・尻腐れ病が発症して腐ったトマトの実は元には戻りませんが、株自体は問題ありません。腐った実だけを取り除きましょう。発症した場合はカルシウムを多く含んだ追肥をして、しばらく様子をみましょう。


【アブラムシ】

アブラムシとは、植物や野菜に群生する昆虫です。体は小さく、1~4mmほどしかありません。しかし、群れになって植物を襲うので大きな被害を受けます。アブラムシが植物につくと、植物は汁を座れて成長が止まり、やがて枯死します。また、アブラムシの排泄物に菌が発生し、葉が黒くなることもあります。さらに植物ウイルス菌を媒介し、植物を全滅させるなどの被害をもたらすこともあるので、油断ができません。
対処法
・予防
特定防除資材の巣が原料の製品を散布するのがおすすめです。
・駆除
数が少ない場合は、ガムテープや専用の粘着帽を利用することをおすすめします。
多く発生している場合は、薬剤を使用してください。


【ハダニ】

ハダニは0.5mmと非常に小さく、主に葉裏に寄生しています。梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。雌は交尾しなくても産卵することができるため、1匹いればどんどん増えていきます。また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出します。
葉裏に寄生して汁を吸うため、針先でつついたような白い小斑点を生じます。数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えます。被害が進行するに従って葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。
対処法
・予防
特定防除資材の酢が原料の製品を散布するのがおすすめです。
・駆除
ハダニは小さい虫のため見えないという人もいます。そういった場合、おかしいと思う葉裏に白井紙を置いてみて、息を吹きかけた時に動き回る小さな虫がいたらハダニです。糸が絡んでいるときもハダニの可能性があります。
駆除する場合は、手で捕殺しなくても、水で流すことが可能です。葉の裏側まで洗い流すように勢いよく水をかけましょう。植物にやさしい、面貌タイプの粘着剤をしようするのも良い方法です。






トマトに関連する病気、害虫防除の農薬はグラントマト各店でもご購入いただけます。
▼店舗一覧はこちら▼
http://www.grantomato.jp/store/index.html

▼トマトに関連する病気、害虫防除の農薬はこちらのページからもご注文できます。▼
http://www.grantomato.co.jp/ecscripts/reqapp.dll?APPNAME=forward&PRGNAME=gr_item_list_main&ARGUMENTS=-A,-A,-N002