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2018年2月7日水曜日

野菜の種まき、育苗について



立春が過ぎると本格的に春の予感がしてきます。
暖かくなると家庭菜園での野菜作りなどが楽しみになってきますね。
今回は野菜を作る入り口である種まき(播種)についてご説明いたします。

【種まきの種類】
種まきの方法については大きく分けて2種類あります。
種を畑やプランターの土にそのまま植えてしまうか、ポットなどである程度育ててから移植する育苗です。

①直まき(じかまき)
育てたい場所にそのまま種を蒔きます。
より多くの土と広さで伸び始めますので通常は育苗よりも生育が早いといわれています。
他の雑草から栄養を奪われたり野生動物に食べられることもありますので注意が必要です。

ダイコンなど移植を嫌う野菜や短期栽培をする野菜に向いています。


②育苗(ポット蒔き)
育苗用のポットに種を蒔いてある程度生育してから移植します。
室内での生育も可能ですので温度管理や保護がしやすく、芽が出やすいです。
また、冬場に夏野菜を育苗して暖かくなってから定植すると通常よりも長い期間収穫を楽しむことができます。
稲も育苗箱を使用して植えつけするのが主流です。

ただしポットは狭いので根を大きく伸ばす根野菜には向いていません。

おすすめ
・キュウリ・カボチャ・トマト
・スイカ・ウリ、ナス
・ピーマン・キャベツ・レタス
・ハクサイ・ブロッコリーなど


【直まき、植えつけの方法】
直まきをするとき品種によって蒔き方があります。
葉物野菜や根野菜の植え付けの参考にもなります。

①条蒔き(すじまき)
畑やプランターの辺と平行に播種を行う方法です。
最も基本的で一般的な蒔き方です。
株間が詰まってしまっても条間はスペースが確保されていますので風通しがよく日照も確保できるので生育へ与える影響が少なくなります。
畑では条間を谷にして土を盛り上げる畝(うね)を作って生育します。

おすすめ
・ニンジン
・ほうれん草、シュンギク、コマツナなど葉物野菜
・ネギやタマネギの育苗


②点蒔き(てんまき)
株を育てるポイントを事前に決めて置き点状に密集して種を蒔きます。
発芽後に一番生育の良い株を残し間引きます。
発芽率に合わせてまとめて蒔きますのでよりよい野菜を収穫できます。

間引き菜が発生しない小サイズの葉野菜には向きません。
また、種を蒔いた数よりも実際に収穫量が減ります。

おすすめ
・ダイコン、トウモロコシ
・ゴボウ、オクラ
・枝豆などのマメ科全部


③千鳥蒔き(ちどりまき)
条蒔きと点蒔きを組み合わせた蒔き方です。
千鳥足のように左右交互に種を点蒔きします。
株同士の葉がぶつかり合うのを避けながら限られた面積を最大限有効活用できます。
白菜やチンゲンサイなど大株にしたい野菜にはこの方法が最適です。


④ばらまき
プランター全体にぱらぱらと均一に種を蒔く方法です。
狭いプランターでも無駄なく栽培スペースを活用でき収穫量が増えますが、日照が少なくなりますのである程度大きくなる野菜には向いていません。

ベビーリーフのように小さく密集状態でも日照を確保できる野菜に最適です。




正しく種を蒔くことは風通しの確保や収量アップの重要なポイントです。
作りたい野菜に合わせて蒔いてあげましょう。




種はグラントマト各店でもご購入いただけます。
▼店舗一覧はこちら▼
http://www.grantomato.jp/store/index.html

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